ZEPマガジン

2025年10月19日号
CPUの基本:命令は3ステップ処理
1.フェッチ,2.デコード,3.実行

CPUが命令を処理する最初のステップは命令フェッチ,次が命令デコード,最後が命令実行

2025年10月18日号
初めてのHDL記述「組み合わせ回路」
System Verilog,Verilog1995/2001の3とおり

HDLでの組み合わせ回路の記述は,System VerilogやVerilog 1995/2001において2つの方法がある

2025年10月17日号
コンピュータのメカニズム
データ転送のしくみ

CPUは計算や制御の中心であり、各種記憶素子や周辺機能とデータをやり取りする役割を担う

2025年10月16日号
MOSFETはマイコンで直駆動できない
4Aゲート・ドライバでPWM駆動してみた

MOSFETのゲートは電荷を蓄える容量性負荷であり,ON/OFFのたびに大きな電流を必要

2025年10月15日号
IC入力端子を守る2つの保護ダイオード
過電圧は電源とグラウンドへスルー・パス

アナログICやディジタルICは,入力電圧の範囲が電源電圧から0Vまでに制限されている.入力端子に過大な電圧が加わると,内部のトランジスタが壊れる

2025年10月14日号
教科書が教えてくれない抵抗値選び
E12系列を使う!同じ抵抗値で揃える!

抵抗値の選定は,増幅率や分圧比に直接影響する.単純な計算だけでなく,実際の回路設計では,E12系列の抵抗を使うなど,入手性やコストも考慮する

2025年10月13日号
強制?自然?筐体放熱?密閉筐体の熱計算
密閉筐体での放熱設計の基本

小型密閉筐体に15W程度の基板を実装する場合,部品から発生する熱を効率的に筐体へ逃がすことが重要

2025年10月12日号
高速×並列処理!電源制御マイコンの要件
CPU/DSP/EPU搭載のMD6605を例に

モータでは50μs程度の制御レートで十分だが,電源では0.5μ~2μsの応答が必要.単一のCPUやDSPではなく,並列処理に対応したマルチコアCPUがよい

2025年10月11日号
クルマ向け超低硬度TIM:大型電子部品の放熱
形状さまざま!インダクタやキャパシタの冷却

筐体との接触面が不均一になる凹凸のある電子部品には,超低硬度TIMを活用すれば,柔らかいシートが部品表面に密着し,効率的に熱を筐体に伝達できる

2025年10月10日号
電子回路シミュレータLTspiceでCISPLE試験
インバータ/配線/LISN/負荷をモデリング

CISPR規格に基づく伝導エミッション評価を回路シミュレータで模擬すると,実機測定前に問題点を把握できる

2025年10月9日号
高効率化したいなら!不連続モードは重要な選択肢
不連続モードで高効率を狙った昇圧コンバータ

スイッチング電源は,周期一定で臨界点近傍の動作を維持すれば,不連続領域でも安定な制御が可能であり,制御回路を複雑化せずに高効率が得られる

2025年10月8日号
2種類の電流 差動と同相
「2種類の電流 差動と同相」の解説ページです

高周波信号や大電流のスイッチングが混在する環境では,不要な電磁放射が問題になる.注目すべきは「差動モード電流」と「同相モード電流」という2種類の電流が流れること

2025年10月7日号
CLAS vs RTK 測位精度比べ
単独高精度測位 みちびき補正信号CLAS入門

数cmレベルの衛星測位技術の代表的な方式といえば「RTK(Real Time Kinematic)」と「CLAS(Centimeter Level Augmentation Service)」.両者の違いは?

2025年10月6日号
30kV/cm と覚えよう
空気が絶縁破壊する電界強度

標準温度と標準気圧において,空気が絶縁破壊して電気的導体となる電界強度は約30kV/cm.これを超える電界が加わると,空気分子が電離して電子が流れ,放電現象が生じる

2025年10月5日号
間接ESDはリセット信号の直列抵抗で対策
デシベルから始めるプリント基板EMC

マイクロプロセサのリセット信号は低速でありながら高感度な入力であるため,わずかなノイズで誤動作する.有効な対策は,リセット信号ラインへの直列抵抗の追加

2025年10月4日号
片面より両面有利!サーマル・ビアの熱分散効果
TO252パッケージで計算してみた

片面基板は,放熱パッドの面積が大きくても裏面に銅箔がないため熱が拡散しにくい.両面基板は,表面の放熱パッドと裏面の銅箔が熱を分散する経路を形成する

2025年10月3日号
放熱フィン数の最適解
多すぎても性能が出ない

ヒートシンクのフィンを増やすことで表面積は増すが,間隔が狭くなると風の流れが阻害され,逆に熱抵抗が増加する

2025年10月2日号
大電力素子の放熱術
TIM経由筐体と冷媒伝搬・空冷

目標熱抵抗が1K/W以下の発熱量の大きい大電力デバイスは,ヒートシンクやファンを組み合わせて熱を効率的に外部に逃がす必要がある

2025年10月1日号
基板の熱設計複雑な計算はExcelで
転ばぬ先の杖熱源と経路を事前計算

複数の熱源がある基板上での熱分布は各部品の発熱量,表面からの放熱条件に依存し,温度によって放熱率が変わるため,連立方程式を解く必要があり,手計算では解析が困難

2025年9月30日号
放熱設計の第1歩部品単体の熱抵抗管理
放熱器?水冷器?早期検討が成功の鍵

熱対策は,まず部品単体の熱抵抗を理解することから始まる.単体熱抵抗とは,部品自身がもつ冷却能力を示す指標