ZEPマガジン

2025年11月8日号
端子のはんだ付け用金属面「パッド」データの作成
KiCADで始めるプリント基板設計入門

部品の端子をはんだ付けするための金属面「パッド」のフット・プリントは,部品カタログに記載された寸法を基準に作成する

2025年11月7日号
ノイズ除去と動作安定化IC直近にはキャパシタ
KiCADで始めるプリント基板設計入門

IC直近に配置するキャパシタは,電源ラインに含まれる高周波ノイズや突入電流を吸収することで,ICの動作を安定化する働きがある

2025年11月6日号
層と層の電気的接続穴「ビア」データ作成
KiCADで始めるプリント基板設計入門

プリント基板の層間を電気的に接続する「ビア」は.表面層から裏面層まで導通させ,信号や電源の経路を確保する穴.ビアの配置は配線効率やインピーダンス,熱管理にも影響する

2025年11月5日号
はんだ塗布用属型メタル・マスク・データ作成
KiCADで始めるプリント基板設計入門

メタル・マスクとは,クリームはんだを基板上に正確に印刷するための,パッド形状の開口があるステンレス薄板.開口率やマスクオフセットがはんだ量と印刷品質に直結する

2025年11月4日号
高電圧に耐えられる?AC100~200Vの配線技術
KiCADで始めるプリント基板設計入門

高電圧では,わずかな絶縁距離の不足や基板表面の汚れが原因でリーク電流や放電が発生することがある

2025年11月3日号
Scratch風スマホ・アプリ開発ツールMIT App Inventor入門
2008年誕生,2011年オープン・ソース化,2024年日本語化完了

MIT App Inventor2は2008年にGoogleが開発.MITメディアラボの協力のもと2010年に一般公開.2011年にMITへ移管され,オープン・ソース化が勧められた

2025年11月2日号
初歩のスマホ・アプリ・プログラミング:if文とfor/while文
Scratch風スマホ・アプリ開発ツールMIT App Inventor入門

アプリ内でユーザが入力した数値によってボタンの色を変える場合,if文を使って条件を判定する

2025年11月1日号
PicoのLEDを制御!初めてのスマホI/Oアプリの制作
Scratch風スマホ・アプリ開発ツールMIT App Inventor入門

ラズベリー・パイPicoとWi-Fi接続を行い,スマホ上でLEDをリモート制御するアプリをMIT App Inventorで作ってみた

2025年10月31日号
GPUで最新と過去のキー・フレームを丸ごと最適化
移動経路推定アルゴリズム:GLIM

GLIMアルゴリズムは,各フレームの姿勢を不確かさをもつ変数として扱い,収束するまで一定期間継続的に最適化する

2025年10月30日号
点群量の削減と形状保持:ダウン・サンプリング法
空間を立方体分割:代表点選定,点群再構築

LiDARが出力する点群は1スキャンあたり50万点以上.レジストレーションやマッピング処理が非常に重いため,ダウン・サンプリングで削減する

2025年10月29日号
位置・誤差・時刻の関係性を可視化&最適化
全体誤差を最小化するアルゴリズム「ファクタ・グラフ」

ファクタ・グラフは,ロボットや車のセンサから得られる膨大な情報と変数間の関係性をグラフで表し,全体の誤差を最小化する強力な最適化手法

2025年10月28日号
フレーム前後の点群位置を補正:高精度地図生成アルゴリズム
スイープ機構による点群のひずみ

LiDARの計測原理に起因する「点群のひずみ補正」が,SLAMの位置精度の鍵を握る

2025年10月27日号
大域軌跡最適化とポーズ・グラフの実習ほか
Jetson Orin Nano×3D LiDAR:リアルタイムSLAM入門

リアルタイムSLAMは,移動ロボットや自律移動システムにおいて,自身の位置を推定しつつ周囲の環境地図を同時に生成する技術

2025年10月26日号
ビーム・フォーミングの原理:フェーズドアレイ・アンテナ入門
遅延ではなく位相で指向性制御

フェーズドアレイ・アンテナでは,複数のANTから出力される電波を制御して指向性を作り出す

2025年10月25日号
低軌道衛星によるIoT通信システム設計
無線通信ソフトOAIによる遅延とドップラー対策

低軌道衛星を用いたIoT通信システムでは,衛星の高速移動により発生するドップラー効果と伝搬遅延が通信品質に大きく影響する

2025年10月24日号
アンテナ・アレイのビーム・パターンを可視化
電磁界シミュレータ入門CST Stduio編

アンテナ・アレイのビーム・パターンは,各アンテナ素子の位相と振幅によって決まる

2025年10月23日号
HDL500行!ミニRISC-Vマイコンの実力
処理速度DMIPS/MHzを測ってみる

HDL500行で構築した自作RISCマイコンを処理速度をDhrystoneベンチマークで評価.対象はRV32Iアーキテクチャで,命令数は非常に限定され,整数演算だけを実装

2025年10月22日号
CPU/RAMからROM/I/Oまで!ミニRISC-Vマイコンの構成
FPGAキットDE10のスイッチやLEDとの接続

FPGAキットDE10上に構築した自作のミニRISC-Vマイコンは,CPU,ROM,RAM,SDRAMといった基本的なメモリ構成をもつ

2025年10月21日号
命令デコーダの役割と動き:実行回路用の制御信号作り
実体は大規模組み合わせ回路

命令デコーダはCPU内部で各命令を解析し,実行回路に必要な制御信号を生成する重要なブロック

2025年10月20日号
RISC-V 自作ミニCPUの3段パイプライン命令処理
レジスタ間演算は2段,ロードは3段

自作したCPUはRV32I命令セットをベースにした超ミニRISC-Vで,3段のパイプラインを採用している