最速は80Gbps!高速化するUSB通信規格
脱シリアル変換IC!USBマイコン・プログラミング入門
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| USBの転送規格は多様で,歴史的背景により名称が直感に反することがあるが,最新のUSB4では80Gbpsに達するなど進化を遂げている 〈著:山田 浩之〉 |
| 【出典】:[VOD/KIT/data]脱シリアル変換IC!USBマイコン・プログラミング入門 |
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USB通信規格の進化と転送速度の変遷
USBはパソコンや周辺機器を接続するための標準的なインターフェースです.転送速度は規格の進化に伴い大幅に向上してきました.初期のUSB Low Speed(LS)は1.5Mbps,続くFull Speed(FS)は12Mbpsでした.これらはUSB 1.0の規格に基づいています.
USB 2.0ではHigh Speed(HS)が導入され,最大480Mbpsの転送速度を実現しました.USB 3.1 Gen 1にあたるSuperSpeed(SS)は5Gbps/laneですが,8b/10bエンコーディングの影響で実効速度は約4Gbpsです.次の世代であるSuperSpeed+(SS+,USB3.1 Gen 2)は10Gbps/laneであり,128b/132bエンコーディングにより実効速度は約9.7Gbpsに向上しています.
さらにUSB 3.2 Gen 2×2は10Gbps/laneを2本使用し,最大20Gbpsの通信が可能です.USB4世代では20GbpsのGen2,40GbpsのGen3,そして最新のUSB4 2.0では最大80Gbpsの転送速度に対応しています.これにより大量のデータ転送や高解像度映像の伝送が可能になりました.
USB転送速度の名称と歴史的背景
USBの速度名称には歴史的な背景があります.例えばFull Speedが12Mbpsである理由はUSB 1.0の規格に由来します.当時,Low Speedは1.5Mbpsであり,その上位の12MbpsをFull Speedと呼びました.後に導入されたHigh Speedは480Mbpsと速度が飛躍的に向上していますが,名前の由来は初期規格のまま残っています.
現在の呼称はBasic-Speed USB,Hi-Speed USB,USB 5Gbps,USB 10Gbps,USB 20Gbps,USB 40Gbps,USB 80Gbpsと,転送速度に基づくより直感的な名称が使われることが多いです.これによりユーザは速度の違いを理解しやすくなっています.
USBマイコンのプログラミング入門と転送速度の関係
USBマイコンを使用する際には転送速度の選択が重要です.たとえばUSB Full Speed対応のデバイスでは最大12Mbpsの通信が可能です.これはUSB 2.0のLow SpeedやHigh Speedと比較すると速度は劣りますが,多くのマイコン用途では十分な帯域幅になります.
USBマイコンのプログラミングでは,プロジェクト作成後にUSB周辺機器の初期化を行い,PCと接続して認識されるまでの手順を理解することが重要です.高速なUSB規格に対応したマイコンもありますが,まずは基本的なFull Speed通信のしくみを押さえることが,安定した動作と確実なデータ転送の基礎になります.
- USB規格の速度分類を理解する
- マイコンのUSB機能を初期化して通信可能にする
- PCと接続して正しく認識されることを確認する
参考文献
- [VOD/KIT]LabVIEW×Arduino!初めてのパソコン計測&制御【改訂版】,ZEPエンジニアリング株式会社.
- [[VOD/KIT/data]実験キットで学ぶ 初歩の電子回路設計,ZEPエンジニアリング株式会社.
- [VOD/KIT/data]Arm M4/M7/DSP×500MHz!STM32H7ハイスペック計測通信Module開発,ZEPエンジニアリング株式会社.
- [VOD/KIT/data][VOD/Full KIT/data]USBマルチ測定器付き!実測とシミュレーションで学ぶアナログ回路設計,ZEPエンジニアリング株式会社.
- [VOD/KIT/data][VOD/data]GPU/CPU/量子コンピュータによるサイバーセキュリティ実践プログラミング ,ZEPエンジニアリング株式会社.


























































