[VOD/Full KIT/data]USBマルチ測定器付き!実測とシミュレーションで学ぶアナログ回路設計
OPアンプの基本/周波数特性から発振/雑音対策まで,全13の実習で完全マスタ
- 型名:z-adalm1000-on1
- 仕様:キット(ADALM1000とz-adalmopa),回路図,部品表,実習用ソース,講義300分,解説149頁,補助資料12頁
- 定価:49,500円(税込・送料無料)
- 著者・講師:石井 聡/Satoru Ishii(アナログ・デバイセズ プリンシパル・エンジニア)
- 協力:DigiKey Electronics,Analog Devices
- 企画・編集: ZEPエンジニアリング株式会社
- ご注意:ADALM1000をお持ちの方はこちらをお求めください
- 1人当たり1ライセンスです:本製品のすべての映像,画像,文書テキスト,ソースコードは,著作権法によって厳格に守られています.無許可の転載,複製,転用は法律により罰せられます.同梱の説明書に,講義ビデオ,講義テキスト,ソースコード類のダウンロードが可能になるパスワードが記載されています.
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| 図1 アナログ・デバイセズ製USB測定器“ADALM1000”とZEPエンジニアリング製OPアンプ実習キット“z-adalmopa”を使って,アナログ回路のキーデバイス“OPアンプ”を完全攻略! | 図2 ADALM1000とOPアンプ実習キットを使った実験に加えて,電子回路シミュレータ LTspice(アナログ・デバイセズ製)も動かしてOPアンプのふるまいを徹底理解! |
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| 図3 低い電源電圧でもOPアンプのパフォーマンスを100$\%$引き出すテクニックを完璧マスタ | 図4 OPアンプ回路の発振への対応策も実験とシミュレーションでマスタ |
本製品のあらまし
本VODは,2025年10月3日開催の「実験キットとパソコンで学ぶ Analog Devicesアナログ電子回路教室」の録画製品です.
OPアンプは,計測や通信,ロボット/車載まで,電子回路の設計・開発に欠かすことのできない重要なアナログICです.適切なOPアンプを選択して,正しい回路を構成することで,良好な性能をもつ電子回路を作ることができるでしょう.しかし,高校や大学の教科書には,OPアンプの選び方や実用的な回路の構成法は記されていません.
本VOD製品では,現場で実際に利用されているOPアンプ“AD8506”を実装した実習キット“z-adalmopa”(ZEPエンジニアリング製)を動かしながらOPアンプの実践的かつ重要なポイントを理解します.
実習には,低速ながらセンサ回路に広く利用されているCMOS OPアンプAD8506を使いますが,高精度,もしくは高速な性能のOPアンプでも,おさえるべき基本は同じです.
回路の性能やふるまいは,USBマルチ測定器 “ADALM1000”を使って観測・測定します.ご自身のパソコンに,“ALICE”というソフトウェアをインストールすると,オシロスコープ(波形観測),ボーデ・プロッタ(ネットワーク解析),スペクトラム・アナライザ,インピーダンス・アナライザ,ディジタル・マルチメータなど,さまざまな測定が可能になります.
次の全13種類の実習を通じて,OPアンプの使い方の基本をすべて学びます.その範囲は,増幅の基本から,ノイズ解析や異常発振に対する安定性の確認・確保方法まで,多岐にわたります.
- 非反転増幅回路
- 反転増幅回路
- ボルテージ・フォロワ
- 増幅回路の周波数特性
- スルーレート特性
- ミキシング回路の動作
- OPアンプのオフセット電圧の測定
- OPアンプの出力インピーダンス
- トランジスタのドライバ回路
- OPアンプの安定性
- OPアンプのノイズ
- フォトダイオード・アンプの安定性評価
- 弛張発振回路
本製品以外に必要なもの
- USB Type-Aコネクタが接続できるWindows PC
- 推奨:ニッパ,ピンセット,関数電卓
本製品を購入された方へ「講義ビデオと講義テキストのリンク先」
下記リンク先(青字)をクリックし,本製品同梱の説明書に書かれたパスワードを入力してください.
「USBマルチ測定器付き!実測とシミュレーションで学ぶアナログ回路設計」講義動画.mp4
- 0:00:00 自己紹介
- 0:01:01 もくじ
- 0:03:55 イントロダクション
- 0:14:26 OPアンプの基本
- 0:27:08 実験1 非反転増幅回路
- 0:46:05 実験2 反転増幅回路
- 0:58:45 実験3 ボルテージ・フォロワ
- 1:11:55 実験4 OPアンプ増幅回路の周波数特性
- 1:47:10 Q&A
- 2:01:19 実験5 スルーレート特性
- 2:19:21 実験6 ミキシング回路の動作
- 2:30:45 実験7 OPアンプのオフセット電圧の測定
- 2:41:40 実験8 OPアンプの出力インピーダンスの測定
- 3:09:29 実験9 トランジスタのドライバ回路と負帰還の効果
- 3:25:23 実験10 負帰還における進み位相補償
- 3:31:56 Q&A
- 3:35:33 実験10 負帰還における進み位相補償(続き)
- 3:56:30 実験11 OPアンプと回路のノイズ
- 4:16:31 Q&A
- 4:29:35 実験12 フォトダイオード・アンプ(TIA)の安定性評価
- 4:46:36 実験13 弛張発振回路
- 4:58:24 まとめ
キットが届いたら実習スタンバイ
ADALM1000用PCアプリ ALICEのインストールと設定ファイルの読み込み,および起動
- “ADALM1000ソフトウエアのインストール手順.pdf”や動画「ADALM1000 ALICE インストール手順 」を参照して,USBドライバ“libsmu-1.0.4-setup-x64.exe”とUSBマルチ測定器 ADALM1000用のPCアプリケーション・ソフトウェア ALICEをインストールします.64ビット・コンピュータをお使いの場合は,libsmu-1.0.4-setup-x64.exeインストーラを実行してください.
ご注意:一部のユーザから,64ビット版ALICEが正常に動作しないという報告があります.その場合は,32ビット・コンピュータ用のインストーラ libsmu-1.0.4-setup-x86.exeインストーラを試してみてください. - インストールを終えたら,測定器アプリ ALICEの電圧レンジや掃引時間などの設定用ファイルが入ったzipファイル“OPamp_Seminar_Config.zip”の中身すべてを“C:\ALM Software\M1K”のフォルダ下にコピーします.
- パソコンのデスクトップ画面にある測定アプリ・アイコンのうち“ALICE M1k DeskTop”をダブルクリックして起動します.“ALICE M1k DeskTop”は,ADALM1000を接続しなくても起動します.
- 試しに,[File]-[Load Config]を選んで“HO9-Driver.cfg”を読み込みます.画面に,オシロスコープ,信号発生器(AWG)とスペクトラム・アナライザが表示されます.表示されない場合は,“ADALM1000ソフトウエアのインストール手順.pdf”の4枚目以降を参照してください.
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| 図5 パソコンのデスクトップ画面の“ALICE M1k DeskTop”をダブりクリックして起動し,[File]-[Load Config]から“HO9-Driver.cfg”を読み込むと,波形観測用のオシロスコープ,信号発生器(AWG),スペクトラム・アナライザが表示される.これで実習スタンバイ状態! |
パソコンで電子回路を動かせるシミュレータをインストール
電子回路シミュレータ LTspice24 をインストールしてください.講義で利用するLTspice回路ファイル一式をこちらからダウンロードできます.
関連コンテンツ [著]石井 聡
1.読みもの「LTspice設計データで学ぶ Analog Devices電子回路実習」
本VOD製品の講師 石井 聡氏(Analog Devices プリンシパル・エンジニア)が,実践的なOPアンプ回路設計の要点を解説しています.同氏が作成したLTspiceの回路ファイルをダウンロードすることで,現場で役に立つアナログ回路の設計技術をマスタできます.
2.YouTube「基本をがっちり!アナログ電子回路 30選」
DigiKeyチャネル(YouTube)でも講師 石井 聡氏が,アナログ回路設計のポイントを全8回で動画で解説しています.OPアンプの基本的な使い方から高精度な計測回路の設計法まで,実際の回路例とともに学べます.LTspiceによるシミュレーションと実測の比較もあり,より理解が深まるでしょう.
- 第1回 OPアンプの中身
- 第2回 OPアンプの基本回路
- 第3回 OPアンプの基本的な各種特性
- 第4回 オーディオ用回路
- 第5回 高精度計測回路
- 第6回 OPアンプで作る発振回路
- 第7回 電流電圧変換回路
- 第8回 OPアンプの安定性の確認と改善方法
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講師:石井 聡
略歴
- 1985年 第1級無線技術士合格
- 1986年 東京農工大学電気工学科卒業,同年電子機器メーカ入社,長く電子回路設計業務に従事
- 1994年 技術士(電気・電子部門)合格
- 2002年 横浜国立大学大学院博士課程後期(電子情報工学専攻・社会人特別選抜)修了.博士(工学)
- 2009年 アナログ・デバイセズ株式会社入社,現在に至る
- 2018年 中小企業診断士登録
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ディジタル回路(FPGAやASIC)からアナログ,高周波回路まで多岐の電子回路の設計開発を経験.また,外部団体主催セミナの講師を多数務める
著書
- [VOD]Before After!ハイパフォーマンス基板&回路設計 100の基本 【IoT・無線・通信編】,ZEPエンジニアリング株式会社.
- LTspiceで動作を見ながらOPアンプ回路を理解する,オーム社.
- 無線通信とディジタル変復調技術,CQ出版社.
- 電子回路設計のための電気/無線数学,CQ出版社.
- アナログ・センスで正しい電子回路計測,CQ出版社.
- 合点!電子回路超入門,CQ出版社.
- 今すぐ使えるパソコン計測USBマイコン基板,CQ出版社.
- ハイ・スピード・アナログ回路設計 理論と実際,CQ出版社.
- ハイ・パフォーマンス・アナログ回路設計 理論と実際,CQ出版社.
- 電気電子資格試験キャリアガイド,日刊工業新聞社.
- 技術士試験一発合格のきめて
- 6日でマスター! 電子回路の基本66,オーム社.
- その他,月刊 トランジスタ技術(CQ出版社) 執筆多数



