新人技術者のためのエレクトロニクス・オンライン塾シリーズ
少人数制の集中講座!ベテランの技術者が現場のノウハウを直伝

[Webinar/data]
回路・基板・筐体設計のための実践EMC対策
【ノイズ抑制部品活用編】

電源・信号安定化やコモンモード低減に効く部品の選び方・使い方


お申し込み

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回数 LIVEセミナ
開催日
時間 タイトル 定価 申し込み
第1回 11月12日(水) 13:30~15:00 フィルタ部品とフェライトビーズ・コンデンサの使い方 13,200円
第2回 11月26日(水) 13:30~15:00 コモンモード・チョークや絶縁部品の使い方

お申込み前にご理解いただきたいこと

  1. 本セミナは,全2回(各回90分)のコースで,受講料は合計13,200円(税込)です.
  2. 録画受講による復習も可能です.お申し込みいただいた方には,各回の録画動画をLIVEセミナ開催後にご案内します(視聴期間:3日間).
  3. 本セミナでは「Zoomミーティング形式」を使用します.講師による説明終了後,音声での質疑応答や意見交換が可能です.
  4. 本セミナの最小催行人数は3名です.セミナを予定どおり開催する場合,開催日の3日~1週間前を目安にお支払い方法をご案内いたします.
  5. 3名以上の団体でのお申込みをご希望の場合は,info@zep.co.jp までお問い合わせください.
  6. 本セミナを予定どおり開催する場合,開催日の3日~1週間前を目安にお支払い方法をご案内いたします.企業・教育機関の方には,請求書による後払いにも対応しております.事前に見積書が必要な場合は,info@zep.co.jp までお問い合わせください.
  7. 講義テキスト類は,LIVEセミナ当日に配布いたします.
比較項目 エレクトロニクス・オンライン塾(本シリーズ) 1日完結キット付きLIVEセミナ
開催形式 月1~2回/各90分・オンライン(Zoom) 1日(約6時間)・オンライン(Webinar)/現地
受講者数 少人数(3~7名程度) 5名~数百名(テーマにより変動)
学習スタイル 双方向:質疑・議論で理解を深める
各回のゴールを明確に設定
講義中心:体系的に短時間で俯瞰
要点を効率よく整理
進め方・定着 次回までに疑問を整理
反復で長期的に定着(継続学習)
集中受講で全体像を把握
受講後に各自で復習・演習を計画
講師 現場経験20年以上のベテラン技術者
豊富な設計データ/事例や失敗談を交えて解説
専門分野の現役技術者
基礎から最新設計手法まで,実習を交えて解説
対象者 基礎固めをしつつ実務に結びつけたい方 短時間で俯瞰し,すぐに活用したい方

表1 「新人技術者のためのエレクトロニクス・オンライン塾」シリーズと1日完結セミナの特徴比較

学ぶこと

あらまし

「新人技術者のためのエレクトロニクス・オンライン塾」シリーズは,現場経験豊富なベテラン技術者が,豊富な資料や設計データを用いて,設計に不可欠な実践ノウハウを短期間で効率よく伝授する,少人数制のオンライン講座です.

本セミナでは,電子機器のノイズ性能を確保するために欠かせないEMCの基礎知識を踏まえ,ノイズ対策部品を効果的に活用する方法を学びます.

本セミナを通じて,各種対策部品の働きを理解し,適切な回路設計に応用できる実践的なEMC対応スキルを身につけることができます.

図1 コモンモード・ノイズに対するフェライト・コアによる抑制効果を示した電磁界シミュレーション例 図2 用途に応じたコモンモード・フィルタの種類と解析例

アジェンダ

第1回 フィルタ部品やフェライトビーズ・コンデンサの使い方

  1. EMCとは(ノイズの放射・伝導,イミュニティの基本)
  2. 主なEMC規格(CISPR, IEC61000-4-x, ISO 11452など)と回路設計者に求められる対応
  3. 回路設計と筐体・実装での対策の境界
  4. フィルタ部品の基礎
    • コンデンサ(デカップリング,バイパス,グラウンド接続)
    • インダクタ(シリーズ・チョーク,電源ライン用)
    • ビーズ(高周波抑制,インピーダンス特性)
    • RCスナバ(スイッチング波形抑制)
  5. 電源ラインの安定化
    • 3端子レギュレータのノイズ低減特性
    • LDOとスイッチング電源の違い
    • 電源フィルタ(π型,LC型)
  6. 信号ラインの対策
    • 差動信号とコモンモード・ノイズ
    • 終端抵抗と波形整合(リフレクション防止)
    • シリアルライン用EMIフィルタIC
  7. 部品選定のポイント(周波数特性,定格,寄生成分)
  8. 実装面へのつなぎ(配置・配線の基礎)
  9. Q&A

第2回 コモンモード・チョークや絶縁部品の使い方

  1. ESD/サージ保護素子
    • TVSダイオードの動作と選び方
    • バリスタ・ガスアレスタの用途比較
  2. コモンモードチョーク
    • 差動モードとコモンモードの分離動作
    • USB・LAN・DC電源ラインでの実例
  3. オプトカプラ/ディジタル・アイソレータ
    • 絶縁によるノイズ遮断
    • グラウンド・ループ対策
  4. シールド・接地との関係
    • 回路部品と筐体設計の協調
    • グラウンド分割と「一点接地」,「多点接地」の考え方
  5. 実例
    • スイッチング電源におけるノイズ経路と対策部品
    • 高速ディジタルI/F(USB, HDMI)でのEMI部品選定例
    • 車載ECUの電源入力ラインでの保護+フィルタ設計例
  6. EMC部品の効果測定(スペアナ,伝導ノイズ測定)
  7. 設計段階でのチェックリスト(部品配置,接地,フィルタ挿入位置)
  8. Q&A

受講対象者

  • 電子機器の回路設計・レイアウト設計を担当されている方
  • 電源ラインや信号ラインのノイズ対策に課題を抱えている方
  • コンデンサ,インダクタ,フェライト・ビーズ,チョーク・コイルなどの部品特性を正しく理解して活用したい方
  • 車載・産業機器・高速デジタルI/Fなど,実務でのノイズ対策に役立つ知識を身につけたい方

予備知識

  • オームの法則や回路の基礎知識
  • 電気・電子回路図を理解できる程度の知識
  • ノイズやEMCに関する基本用語(コモンモード,差動モードなど)の理解があると望ましい

講義の目標

  • EMCの基礎と主要規格を理解する
  • フィルタ部品や保護素子の特性と使い方を学ぶ
  • 電源ライン・信号ラインの代表的なノイズ対策手法を習得する
  • 実例(電源回路,高速I/F,車載ECUなど)を通じて,実務で応用できるEMCスキルを身につける

今後の予定

  • 回路設計編
  • プリント基板・実装編
  • 筐体・ケーブル編

講師紹介

略歴

メーカで高速デジタル高周波の混在回路開発設計に30年以上従事.高速回路設計,EMC対策回路設計のコンサルタント

VOD教材[視聴無制限]

  1. [VOD/KIT]Tinyスペアナ×Tinyネットアナで作る 6GHz My実験ベンチ
  2. [VOD/KIT]ポケット・スペアナで手軽に!基板と回路のEMCノイズ対策 10の定石
  3. [VOD]Gbps超 高速伝送基板の設計ノウハウ&評価技術

主な著書

トランジスタ技術,インターフェース誌,トランジスタ技術スぺシャルなどの技術記事執筆など