8月26日~27日 生ライブ受講 / 8月28日~31日 見逃し配信
【Cora Z7-07S Zynq-7000開発ボード付き】
Zynqで初めてのFPGA×Linux I/O搭載カスタムSoC製作
開発環境の設定からプロセッサと自作IPの統合,高位合成,Linux上のCPUアプリ開発まで
講師:森岡 澄夫 [インターステラテクノロジズ株式会社 シニアフェロー]
企画制作・主催:ZEPエンジニアリング株式会社
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タイム・テーブルと申し込み
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月/日 | 開始 | 終了 | 内容 | 価格 | 申し込み |
---|---|---|---|---|---|
8/26(土)~8/27(日) | 10:00 | 17:00 |
[Webinar/KIT] Zynqで初めてのFPGA×Linux I/O搭載カスタムSoC製作 (キット付き,2日コース) |
\71,500 | |
[Webinar] Zynqで初めてのFPGA×Linux I/O搭載カスタムSoC製作 (キットなし,2日コース) |
\48,400 |
本セミナをお申込みされる前に
下記をご理解のほどよろしくお願いいたします.
- 本セミナは,講師が節目節目で短時間で要点を説明しつつ,講義テキスト通りに手を動かしていただき,受講者様のパソコンでZynqの開発環境を構築/操作することに時間を費やすスタイルになります.その間,講師は質疑応答やトラブルシュートに対応します.
- お客様のパソコン環境によっては,ツール・セットアップなどでトラブルが起こる可能性があります.可能な範囲で講演期間中にサポートしますが,講演終了後の長期にわたるトラブルシューティングについては,別途コンサルティング費用が発生します.本件をご了承の上,お申し込みをお願いします.ご質問がありましたら遠慮なく info@zep.co.jp までご連絡ください.
- 上記の時間は,生ライブの開始/終了時間です.生ライブに申し込んだ方は,見逃し配信による受講も可能です.見逃し配信の視聴URLは,8月28日 午前中にメールにて連絡させていただく予定です.
- Cora Z7-07S Zynq-7000開発ボードをお持ちの場合は,[Webinar](キットなし)を選択してください.セミナ開催7日前までに実習用のイメージ・ファイルのダウンロード先をご連絡させていただく予定です.
- キットは講演約7日前,講義資料は講演約3日前まで送付させていただく予定です.
学ぶこと
ZynqはカスタムSoC(CPUとFPGA上の専用ハードを統合したシステム)を構築できる強力なチップですが,ソフト・ハードにまたがる多様な設計知識,とくにアーキテクチャ設計の知識が必要となるばかりか,開発ツールをセットアップしトラブルを解決しつつ使っていくのも独学では大変です.
本セミナでは,SoC設計に必要な知識や設計手法をおもにハード側の視点から説明するとともに,実機を動かしつつ開発環境の操作にも習熟します.
1日目
(1)環境セットアップ
~Vivado,Vitis,Windows用WSL,Ubuntuのインストール~
(2)カスタムSoCが役に立つ事例と製作の流れ
(3)アーキテクチャ設計に使う基礎知識・考え方
~CPU,専用ハード,オンチップバス~
(4)オンチップCPU(PS)を動作させる
~ブロック図作成ツールの操作~
(5)自作スレーブIPの統合
~プロセッサインターフェースの製作~
2日目
(6)自作マスターIPの統合
~データの流し方を考えてインターフェースを変える~
(7)ソフトコアCPU(microblaze)の併用
~非対称マルチプロセッシングを試す~
(8)C言語からの回路合成機能を利用したIPコア作成
~複雑な処理の作成に向く高位合成を試す~
(9)Petalinuxのビルド環境構築とビルド
(10)Petalinux上のCPUアプリの開発
※状況により進行スケジュールを多少変更する可能性があります
セミナで学ぶこと(Full Version)
ショートセミナ① 登場する基本パーツ
ショートセミナ② CPUと自作回路をつなぐ基本
ショートセミナ③ ツールによるブロック図作成の雰囲気
受講対象
- 業務などでZynqを使うことになった人
- SoCとは何で,製作に必要な知識が何かを知りたい人
- 設計に用いるツール群の操作を体感したい人
あると望ましい予備知識
- VerilogまたはVHDLによる簡単な回路設計経験
- C言語による簡単なマイコンプログラミング経験
- WindowsやLinuxの操作
講演の目標
- SoCの開発に用いる様々な基礎知識,とくにアーキテクチャ設計知識の取得
- マスタ/スレーブやデータ転送形式などに応じた,IP回路設計の基礎
- ベアメタル動作やOS(Linux,FreeRTOS)動作の体験
- ツール操作の体感や,操作上ミスしやすい事項の把握
実習に必要なパソコンやソフトウェア
- 講義テキストで別途指定するXilinx提供ソフトウェア(Vivado ML Edition Verion 2023.1&Patalinux 2023.1)などのダウンロード
- Windows OS,SSD(300GB以上の空き容量),メモリ32GB以上,プロセッサ最低3GHz程度のパソコン(推奨) ※低スペックでも動作するかもしれませんが,処理時間がかかります
- マイクロUSBケーブル
- 2GB以上のマイクロSDカード
講師紹介
略歴
NTT,IBM,Sony,NECの各研究所において高性能回路IPやハイレベルシンセシスの研究,およびプレイステーションなどの製品用SoC開発に従事した後,現職にて民間宇宙ロケットの飛行制御コンピュータの研究開発に従事.FPGAや高位合成を活用している.
主な著書
- HDLによる高性能ディジタル回路設計,CQ出版社.
- LSI/FPGAの回路アーキテクチャ設計法,CQ出版社.
- トランジスタ技術SPECIAL No.155 宇宙ロケット開発入門,CQ出版社.