センチメートル測位RTKのしくみと開発技術

1cmの超高精度位置計測を実現する数万円レシーバと衛星システムの基礎(講義163分/138頁)


  • 著者・講師:岡本 修[国立高等専門学校機構 茨城工業高等専門学校 教授(地域連携・評価担当副校長,
    地域共同テクノセンター)]
  • 企画編集・主催: ZEPエンジニアリング株式会社
  • 1人当たり1ライセンスです

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センチメートル測位RTKのしくみと開発技術
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センチメートル測位RTKのしくみと開発技術
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お申込み前にご理解いただきたいこと

  1. 本VODは,2021年5月23日に開催したウェビナを録画して編集した動画です.繰り返し再生,一時停止,巻き戻しが可能です.

講義内容

あらまし

現在,衛星測位は,携帯電話での緊急通報やカーナビ,マンナビの位置情報として広く普及しており,生活に欠くことのできないデバイスです.複数衛星システムを併用するマルチGNSSの利用では,米国のGPS,ロシアのGLONASS,中国のBeiDou,欧州のGalileoに我が国独自の衛星測位システムである「みちびき」が加わり,衛星数が100機超の時代となりました.みちびきには,センチメートル級測位補強サービスとして,日本周辺海域をカバーする広域測位補強サービスPPP,日本全土をカバーする測位補強サービスCLASがあり,国のインフラとして無料で提供される世界に類も見ないものです.このようにセンチメートル測位を取り巻く環境は,ここ数年で大きく変革しています.これまでの利用方法にとらわれず,新たな産業が創出されることを期待されています.
 本セミナでは,センチメートル測位RTKを利用するに当たり,知っておきたい基礎知識を学びます.普及に取り組む多くの技術者の努力がありながら,まだセンチメートル測位の世界はスイッチONで使える環境が整っておらず,おまじないの積み重ねで使いこなせるセンサにもなっていません.センチメートル測位を実用する上で,なぜこのような信号が必要なのか,なぜこのような現象が起きるのか,なぜ測位性能が場所や時間で変化するのか,これらを理解することがセンチメートル測位を活用する重要なポイントとなります.本セミナではこれら必要な知識を学ぶことに重点をおきます.

図1 衛星配置と測位誤差
図2 各センチメートルの測位精度

アジェンダ

(1) 衛星測位の基礎知識

  • 単独測位の原理と精度
  • GPS衛星とシステムの全体像
  • 各国の測位衛星システム

(2) センチメートル測位RTKの基礎知識

  • RTK測位に必要な機器
  • RTK測位ができる受信機
  • RTK測位の測位精度と精度フラグFixとFloat
  • RTK測位の誤差要因とふるまい

(3) 衛星測位で使用するデータ・フォーマット

  • 受信機で扱うデータ・フォーマット(RAW, RTCM, NMEA)
  • NTRIPによる基準局データ配信

(4) センチメートル測位を取り巻く問題

  • 観測環境
  • 受信機コスト
  • 座標系

(5) 衛星測位の分類

  • 衛星測位の分類と特徴
  • センチメートル測位の概要(RTK, VRS, PPP, PPP-RTK)

(6) 準天頂衛星システム「みちびき」による補完と補強

  • みちびきの概要
  • みちびきの補完効果
  • みちびきの補強効果

(7) 最新センチメートル測位RTKの測位性能

  • 最新RTKの基本測位性能
  • 最新RTKのフィールドにおける実用性能

ショートセミナ

受講対象

  • 衛星測位の初心者
  • 衛星測位の応用商品の開発者
  • 衛星測位の応用商品を検討されている方
  • 受信機を使いこなしたい利用者
  • 近年のセンチメートル測位を学びたい技術者

講演の目標

  • センチメートル測位のしくみが分かる
  • センチメートル測位に必要な機器やデータが分かる
  • センチメートル測位の問題点が分かる
  • センチメートル測位の誤差要因や測位結果のふるまいが理解できる
  • センチメートル測位で生じるトラブルを解決できる

講師紹介

略歴

1993年西松建設(株)技術研究所研究員,2000年茨城工業高等専門学校助手,2002年博士(工学)「リアルタイム・キネマティックGPS測位の建設工事における応用に関する研究」,主に建設業における高精度衛星測位の応用において,1周波RTK測位の普及等の低価格化,遮へいやマルチパスの多い環境におけるセンチメータ級測位の応用,誤差補正法に取り組む.RTK-GPSの誤差補正法等で2001年日本測量協会測量技術奨励賞,地下埋設物可視化システムの開発で2019年土木学会技術開発賞を受賞.2020年より静岡大学土木情報学研究所客員教授.
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主な著書

  1. 電波の悪い森の中でも美軌道測位,トランジスタ技術2019年10月号,別冊,pp.2~3,CQ出版社.
  2. 高精度衛星測位の性能と応用事例,日本ロボット学会誌,37(7),pp.15~20,2019.7
  3. 最新RTKレシーバFix性能対決,トランジスタ技術2019年2月号,pp.41~45,CQ出版社.
  4. センチメートル測位RTK法の基礎と実力,トランジスタ技術2016年2月号,pp.66~79,CQ出版社.
  5. 衛星測位を利用した土壌汚染状況調査における調査地点設定システム,測量,65(12),pp.14-17,2015.12